Show More Night

契約ライターによる多ジャンルブログです。様々な話題を混ぜて自由に書かせてもらってます。少しでも皆さまの暇つぶしになれるよう一生懸命暇を潰していきますのでよろしくお願いします。ふらっと来て頂ければ幸いです。

ロア S1E4

 

ナレーションが1921年2月5日午後9時を告げます。

 

電気技師であり、霊能力者でもあるトーマス・ブラッド・フォードは死後の世界についての本を書き上げました。そして、その直後に自分の持論を実行します。

 

 

彼はその数週間前にデトロイトの新聞に、霊界に関心ある人を募集する広告を掲載していました。その募集に応募してきたのは、ルース・ドランという40歳の女性。彼女に与えられた仕事は、霊界から呼び掛けられる声を聞く、というものでした。

 

その日、ルースが帰ったことを確認するとトーマスは、ドアに鍵を掛け、部屋を密閉しました。そして、ガス栓を開き、自ら命を絶ったのです。

 

ルースは彼が語りかけてくるはずだと言います。その1週間後、ルースは「私は近くにいる」という声を聞きます。しかし、その真相はルース本人しか分かりません。真実は闇の中です。

 

時は遡り、1843年、信仰心の高い神父のイライヤ・フェルプスの物語が始まります。ある日、彼の人生が一変します。妻のエリザベスに先立たれたのです。彼は悲しみに打ちひしがれ、信仰心も揺らぎ掛けていました。

 

そのころ、人々は、死者の世界の扉を開けるため降霊術を行なっていました。リンカーン大統領の妻でさえ、それを行なっていたと言われています。しかし、開けてはならない扉、それには理由があるはずです。

 

フェルプス神父もまた、聖職の身でありながら、心霊主義に惹かれてゆきます。そんな中、悲しみを打ち消そうと、2年後、サラという若い女性と再婚します。それでも彼はエリザベスを忘れることはできませんでした。

 

そして、1850年3月10日、静かな生活が一変する出来事が起きます。朝の礼拝から帰ってくると家中が荒らされているのです。その日の午後、フェルプスは外に出ずに、一人で家に留まります。すると、家の中ではさまざまなポルターガイスト現象が起きるのを目の当たりにしたのでした。

 

しかし、この原因をつくったのは自分であると、フェルプスは自覚したのでした。フェルプスは、霊を呼び寄せてしまっていたのでした。

 

時間は一週間前に遡ります。フェルプスは親友であるアイザック博士を呼び寄せました。科学者立ち会いのもとで、降霊術を行ない、霊との交信を証明しようとしたのです。始めると間もなく、ドアを叩く音が……。ところが降霊術によって降りてきたのは、元妻の霊ではなく、200年前に魔女として処刑されたグッディ・バセットという女性のものだったのでした。

 

それから一ヶ月後、とうとうポルターガイスト現象が家族に危害を加え出します。そこで、再び降霊術を行ない、グッディ・バセットの霊を戻そうとします。しかし、その降霊術の最中に、あまりの恐ろしいポルターガイスト現象が起き、家を立ち去ることにします。

 

このことは新聞報道等で、瞬く間に人々に知れ渡ります。しかし、同時に降霊術を行なっていた有名な姉妹は、実は降霊術はフェイクであり、人々を欺いていたことを告白したのです。

 

やはり、真実は闇の中という、完全否定せずに終わり方でした。もう、リアル版『Xファイル』といっていいでしょう……と思ったら、スタッフ『Xファイル』のスタッフじゃん!