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幽体離脱は本当に死後の世界?

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死後の世界を体験、つまり臨死体験をする方法があるのをご存知でしょうか?

 

その前に、死後の世界というものの有無から考えてみましょう。死後の世界へ行って戻ってきたという体験談、つまり臨死体験というものは昔からあります。果たして、彼らは本当に死後の世界に行ってきたのでしょうか?

 

あるデータによると、臨死体験者のほとんどが宗教信仰者であるという事実です。そして、その体験談も国柄、文化によって偏っています。

 

キリスト教徒による臨死体験では、「神に会った」、「天使を見た」など、霊的な存在に遭遇する経験が多いのに対して、日本人で臨死体験をして人の体験談では、霊的な存在に遭遇することはなく、ほとんどが「死別した家族に会った」というもので、「三途の川を渡った」という独特な体験もあります。

 

これらのことから、臨死体験とは、現実世界における体験と文化の影響を受けた脳内で創り上げられたビジョンと言えるでしょう。では、なぜ人間は瀕死の状態のときに、このような臨死体験をするのでしょうか?

 

人間の脳は、常に刺激によって行動を伝達します。ところが瀕死の状態というものは、知覚能力が無くなり、感覚を失った状態になります。外的刺激をいっさい受けることのなくなった脳になにが起きるのでしょう? 脳は、暴走し始め、過去の蓄積された記憶から、勝手にビジョンを流し、触れてもいないものを触れたように感じさせるといいます。

 

臨死体験とは、眠っていて夢を見ることと似ているかも知れませんね。夢は、意識して見ようとしても見ることはできません。脳が勝手にビジョンを流しているのです。しかも、夢の中で「触った」、「触られた」、「ニオイがした」、「体が浮く感じがあった」など、経験のある方も多いのではないでしょうか? これらもすべて脳の暴走と言えるかも知れませんね。

 

死後の世界を否定すれば、反対する人もいることは承知しています。しかし、臨死体験の内容が生まれ育った環境、国柄、文化の影響を少なからず受けていることを考えれば、やはり単なる脳内現象であると言えるのではないでしょうか。

 

事故や病気等で手足を切断した人が手の感覚がある、と語るのも、実際に感覚があるわけではなく、脳があるように感じさせているのです。脳とは、本当にすばらしい機能を持っているものですね。

 

では、話を戻しましょう。

 

死後の世界は「ない」であろう仮説を立てた上で、話が矛盾しているようですが、体験者の話に基づいた臨死体験をする方法です。

 

それは、『アイソレーション・タンク』というものです。これは人一人が入れるほどのタンクで、中には体温と同じ温度設定で、人間と同じ比重の溶液を満たしてあります。比重が同じということは、その溶液に浸かると沈むことなく、浮いた状態を保つのです。そして、温度も体温と同じなので、溶液を触れている感覚さえも持ちません。これで外部からの触感は無くなります。

 

さらに蓋を閉じ、完全な無風・無音・暗闇の状態にします。人間の五感をシャットアウトした状態にするのです。あらゆる感覚を0の状態にします。すると、脳は混乱し、自ら刺激を創り上げだします。

 

その無感覚の状態の中で、意識を集中すると、別の自分と会話したり、天使に出会ったり等の体験することができるといいます。中には、タンク内から幽体離脱をしたという被験者もいたそうです。

 

ぜひ、機会があれば体験してみたいものです。