光当たれば、影ができる。表があれば裏がある。
どのようなものにも二面性があります。ある人にとってはいい出来事も、別の人にとってみれば悪い出来事になることもあるでしょう。
クジに当たって神様の存在を感じた瞬間、外れた人には悪魔が憑いていると感じるでしょう。
何に対してもメリットが存在すれば、デメリットも存在するのでしょう。
メリットとは、利点、長所などを意味します。対してデメリットとは、欠点、短所を意味します。
100%のメリット、同じく100%のデメリットなどは存在しません。
日本には『百害あって一利無し』などという極端な諺がありますが、実際、世の中、いいこと悪いことは半々なのかもしれませんね。
自分にとってはメリットのある行動である、と自覚し繰り返すも、度を過ぎればデメリットになることもあるでしょう。
分かりやすい例を挙げてみましょう。
『酒は百薬の長』というお酒のメリットを表現した諺があります。
これも極端な諺ですね。酒はどの薬よりも効果があると信じ、飲酒を続ければ、急性アルコール中毒やアルコール依存症などの症状を引き起こすこともあるでしょう。
健康にいいからと、お昼休みにランニングを始めるも、慣れないくせに無理をして膝を壊したり、周りから勧められ登山を始めたが装備品を揃えるだけで高額な費用を出費しながらも一回きりで終わったり・・・・・・。
このようにメリットある行動を起こそうとしたら、いつの間にかデメリットに変わっていることもあります。
まずはご自分にとってメリットがデメリットに変わる境界線を承知しておくことはとても重要ですね。
逆に、自分にとってはデメリットであると思いこんでいることも本当はメリットの多いこともあるかもしれませんね。
ある方法を知っていながら、この方法は自分にとってデメリットであると思い込んでいた方法を試しに行ったら、とてもメリットある方法であったなどのこともあるでしょう。
さて、日々の日常生活の中では、できれば多くのメリットある生活を送りたいものです。
では、どのようなことを心掛けていけばいいのか一考しましょう。
まずは経験です。
その行動が、メリットが多いのか、デメリットが多いのかは人によって感じ方は異なります。
デメリットであると思い込んで手を出すことがなかったことも、まずは手を出してみましょう。
そして、自分にとってデメリットが多いと思えば、無理をせず行動を変えればいいのです。
逆に自分にとってメリットが多いと思えば、行動を継続すればいいのです。
経験することはとても大切なことなのです。
さらにメリットが多いと思っての行動も、度が過ぎればデメリットに変わってしまいます。
自分の限界、ボーダーラインをよく心得て、メリットという言葉の麻薬に麻痺することなく、引き際を判断してください。
ぜひ、経験と、限界を繰り返し、自分にとってメリットの多い生活をお送りいただければ幸いです。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。