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キッズケータイのこれから

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お子様の成長とともに、保護者の方にとっても悩み事が増えていきますよね。お友達のこと、習い事、お稽古事など複雑になる人間関係に保護者の方々のため息も増えます。

 

 

 

「○○くん、自分の携帯持っているよ」「△△ちゃんがスマホ買ってもらったよ」など、携帯事情も現代らしい悩みどこです。

 

さてさて、我が子に携帯を持たせるか、どうか・・・ご家庭ごとに事情は異なりますが、現代の小学生の携帯事情を交えながら、一緒に考えてみましょう。

 

ここでは、特に振り分けがない場合において、子供用の携帯電話、スマートフォンを一律にキッズ携帯としてご紹介させていただきます。

 

 

〈h2〉小学生のキッズ携帯事情〈/h2〉

 

文部科学省による子どもの生活習慣全般のアンケートにおいて、小学6年生の携帯電話・スマートフォン所有率を調査した結果がありますのでご覧ください。

http://todo-ran.com/t/kiji/14679

 

(注意)このデータは公立校のもので、国立・私立校は含まれておりません。国立・私立校が多い地域では実態と離れている可能性があるので注意ください。

 

2015年の小学6年生のキッズ携帯の所有率の全国平均は58.0%。およそ半数強が持っているのですね。2014年の53.7%から1年で4.3ポイントの増加しております。今後とも増えていく傾向にあるでしょう。

 

最も所有率が高いのは東京都で68.1%。以下、神奈川県、大阪府、沖縄県、千葉県と続いており、やはり都市部が上位を占めていることが分かります。

 

一方、最も所有率が低いのは秋田県で43.1%。続いて、長野県、岩手県、山形県、青森県と地方が下位を占めているようです。それでも、半数近く子供たちがキッズ携帯を所有しているようです。

 

 

〈h3〉キッズ携帯との相関関係〈/h3〉

 

その他の調査結果との相関関係を見てみましょう。

 

・正の相関関係:キッズ携帯の所有率が高いところは、核家族が多く、通勤時間が長い。

・負の相関関係:キッズ携帯の所有率が低いところは、共働き率が低く、持ち家率が低い。

 

以上の2点から分かることは、「核家族」「賃貸住宅」「長時間通勤」という都市型社会で小学生のキッズ携帯の所有率が高いことが分かります。

 

 

〈h3〉学習塾の通塾率との相関関係〈/h3〉

 

もう1点、正の相関関係で特異されるのは、学習塾に通う子供の所持率が高いということです。やはり夜間に塾に通う子供との連絡用に持たせることが多いようですね。

 

〈h2〉その他の調査結果との相関関係〈/h2〉

その他多くの調査結果との関連を総合的にまとめてみました。

 

〈h3〉小学生の生活関連項目との相関を見ると正の相関が高いもの〈/h3〉

 

キッズ携帯の所有率が高いところは以下の率が高いようです。

・小学生学習塾通塾率

・小学生長時間ネット率

 

〈h3〉小学生の生活関連項目との相関を見ると負の相関が高いもの〈/h3〉

キッズ携帯の所有率が高いところは以下の率が低いようです。

・小学生早起き率

・小学生自宅学習率

・小学生地域行事参加率

・小学生朝食摂取率

 

以上のような相関関係があり、いわゆる「生活の乱れ」と関連がありそうで、気になるところです。

 

 

〈h2〉各社のキッズ携帯サービスについて〈/h2〉

 

もし、我が子が事件に巻き込まれたら…言葉が見つかりません。事件や事故に遭ったときに、「あのとき携帯を持っていれば…」という後悔をするくらいなら…とジレンマが続きます。

 

前章で「生活の乱れ」と携帯の関連を指摘もしましたが、やはり、日々起こる凶悪事件のことを考えると、すぐには否定できません。

 

では、ここで携帯3社のキッズ携帯について、まとめてみましょう。また、一概にキッズ携帯といっても、GPS機能に特化した型、スマホ型、腕時計型など、バリエーションも豊富です。

 

なお、最新の情報は、店頭窓口でご確認ください。

 

〈h3〉NTTドコモ〈/h3〉

 

【ドコモキッズケータイ HW-01G】

本体価格は9,936円。分割払いの場合は414円/月×24回。新規契約の場合、12か月間基本使用料が月額0円。

 

【ドコモスマートフォンforジュニア2】

ジュニア向けのスマートフォンです。月額2,839円。

 

【子ども向けスマートウォッチ「ドコッチ01」】

子供向け腕時計型デバイス。価格は、既存回線からの機種変更で15,768円(税込)。分割払いの場合は657円(税込)/月×24回。

 

〈h3〉ソフトバンク〈/h3〉

 

【ソフトバンクみまもりケータイ3】

基本使用料は562円/月。

 

【au mamorino3】

本体価格は18,360円。基本使用料は無料で、サービスを利用したときに料金が発生します。

 

〈h3〉au〈/h3〉

 

【miraie(ミライエ)】

本体価格は38,880円。3,920円/月。

 

【mamorino Watch (マモリーノ ウォッチ)】

価格は3万8772円。専用プランは小学生以下が対象で月額998円。

 

各社それぞれキッズ携帯を発売し、リーズナブルな価格設定になっています。やはりそれはニーズがあるためで、本当はこのようなニーズがない安全な社会が理想なのですが…。

 

〈h2〉キッズ携帯を持たせるメリット、デメリット〈/h2〉

 

ここで、メリット、デメリットをまとめてみましょう。

 

 

〈h3〉持たせるメリット〈/h3〉

 

キッズ携帯を持たせるメリットを以下のようにまとめてみました。

・いつでも連絡が取れ、防犯対策につながる

・GPS機能で、足取り、居場所が分かり安心

・インターネットを使って、すぐに情報検索が可能

 

お仕事中など、お子様のことが気になってしょうがありませんよね。やはり、安全・安心ということが最たるメリットといえます。

 

〈h3〉持たせるデメリット〈/h3〉

 

次に携帯を持たせるデメリットを以下のようにまとめてみました。

・高価な上、毎月の経費がかかる

・勉強に集中できなくなる

・携帯電話をきっかけに犯罪に巻き込まれる恐れ

 

保護者の立場でお子様にキッズ携帯を持たせることは、事件、事故を回避することが最大の目的なのですが、残念ながら当の本人たちは、その親心のことなどどこ吹く風で、すっかりゲーム感覚、チャット感覚で持つかもしれません。

 

〈h2〉早くもたせることで家庭のルールを徹底〈/h2〉

 

最近の凶悪犯罪もSNSアプリがきっかけだったということも多く報道されているのも事実です。やはり、そういう報道を見ると携帯を持たせることに躊躇してしまいます。

 

ただ、「小学生のうちは携帯などダメ!」と頑なに拒否するのではなく、少し冷静に考えてみましょう。

 

突然ですが、日本の大学生は、勉強もせず、遊んでばかりのイメージがありませんか?さあ、それはなぜでしょうか。

 

まじめだった子が大学生なったとたん、派手になり、羽目を外すようになるなんてこと多くありますよね。

 

高校3年まで、厳しい校則のもと受験勉強で日々我慢してきた学生たちが、急に自由を与えられ、たがが外れ、一線を越えてしまっているようです。

 

この現象と同じで、中学生や高校生なってから携帯を持たせても、もう小学生のころのように家庭のルールを素直に守ってくれるような年齢ではありません。

 

プライベートでも、保護者の方に言えないことも出てきます。長い時間我慢してきた分、自分の携帯を持った瞬間にたがが外れ、一線を越えてしまう恐れもあります。

 

そして、先に述べたSNSからの事件に発展したりもするかもしれません。

 

ならば、いっそ低学年のうちから、携帯を持たせて家庭のルールを徹底させてしまうのも手ではないでしょうか。

 

時代は思っている以上にスピード感を持って、進んでいます。今の子供たちは生まれた瞬間に、スマホやタブレットが家庭内にあるのです。

 

教育・学校関係者もひと昔前に比べれば、子供にキッズ携帯を持たせることに柔軟になっています。それはひとえにその価値を認めている証拠ともいえるのではないでしょうか。

 

ご自分の子供時代に合わせて善悪を判断するのではなく、時代にあった対応、時代に合ったルールがお互いのストレスの軽減になるのではないでしょうか。

 

親も子もお互いが隠れながらスマホを利用するのではなく、中学生や高校生になっても、お互いにスマホの画面を見せ合えるようなご家庭ができれば理想ですよね。

 

〈h2〉持たせる際の注意〈/h2〉

 

では、キッズ携帯を持たせるにしても、やはり注意点もいくつかあります。そのあたりをまとめてみました。

 

・紛失のおそれ

最も身近な注意点です。高価なものですし、誰かの手に渡ってしまったら、犯罪につながる恐れもあります。

 

特に低学年のうちは、首かけストラップや腕時計型など、持って出かけるときのスタイル習慣を徹底しましょう。

 

・友達との借り貸し

悪気がなくても「ちょっと貸して」は、子供の世界にはよくあること。思わぬ料金が発生したりなどのトラブルもあるかもしれません。絶対に貸し借りのないように徹底しましょう。

 

・各国のキッズ携帯事情

日本では、あまり知られていないことなのですが、ちょっと気になるドキッとする情報もありますので、各国のキッズ携帯事情をお伝えしましょう。

 

電磁波の大きさを示す値にSAR値がというものがあります。この電磁波は、大人よりも子供の方が影響を受けやすいと言われています。

 

10歳児では2.5倍、5歳児では4.2倍、さらに目へのSAR値は5歳児では何と12倍にもなると言われています。

 

では、このSAR値とは、一体どのようなものでしょう。これは、比吸収率(Specific Absorption Rate)の略で、人体が電波にさらされることによって吸収されるエネルギー量のことです。

 

実はヨーロッパを中心に世界的には、携帯電話の電磁波は、体に悪影響を及ぼすものとして危惧されている実情もあります。

 

各国でも子供の安全のために、携帯電話を持たせる人は多いようですが、日本以上に電磁波による被害対策のことをも考えているようです。

 

ロシア・・・16歳未満の子供や妊婦、神経疾患、てんかんにかかった人や、かかりやすい人は、携帯電話の使用を控えること。携帯電話を使用する場合は、3分以内にし、次の使用までには15分程度空けること。

 

イギリス・・・緊急時以外は子供の携帯電話の使用を禁止。子供をターゲットにした携帯電話の宣伝は控えること。また、子供の脳神経は未熟なため、電磁波の影響を受けやすいとみています。

 

ドイツ・・・子供だけではなく、大人も携帯電話の使用をできるだけ控えるべきであると勧告。

 

フランス・・・妊婦は、携帯電話をお腹に近づけないように勧告。

 

オーストラリア、アイルランド・・・子供には携帯電話を使用させるべきではないと勧告。

 

日本ではまだまだ電磁波の危険性の認識が足りないようですが、各国では既に様々な対策をしているようです。

 

今後、仮にキッズ携帯を持たせる必要がある場合、あらかじめお子様に電磁波について話し、長時間通話をしないことなど、対策を一緒に考えておくと良いですね。

 

〈h2〉まとめ〈/h2〉

 

キッズ携帯を持たせることは、メリットもデメリットもあります。しかし、これからの時代必需品の一つになることは間違いありません。

 

だからこそ、早く持たせることで、危険を知り、ルールを徹底することができるのかもしれません。ご参考になれば幸いです。