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契約ライターによる多ジャンルブログです。様々な話題を混ぜて自由に書かせてもらってます。少しでも皆さまの暇つぶしになれるよう一生懸命暇を潰していきますのでよろしくお願いします。ふらっと来て頂ければ幸いです。

これから学習塾経営をしようと考えている方へ

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経営面から、学習塾の個別指導について考察したいと思います。

 

 

まず、第一に考えるべきことは、生徒にとって、通いやすく、また効果が出るか、ということです。生徒にとって、通塾するべき時間は限られています。通塾するにあたっての時間帯、滞留時間、一週間の通塾回数といった通塾条件、そして、教科の組み合わせといったコース設定です。

 

一般的に個別学習塾の授業体系とは、1コマ90分、週1日(月4回)授業という枠組みとなっています。また、塾にいる平均滞留時間は、小学生が90分~120分、中学生が120分~150分とされています。

 

平日の塾に滞留することができる最長滞留時間を、小学生120分(2時間)、中学生150分(2時間半)とご理解ください。

 

仮に1日に2コマを受講しようとすると、部活を終えたあとの午後7時30分から午後10時30分、滞留時間は180分になってしまうので、受講はまず不可能といっていいでしょう。となれば、1日1コマを受講し、週に通う回数を増やすしか方法がありません。

 

そこで近頃では、従来からある1コマ90分という呪縛を捨て、1コマを50分~60分に設定している塾が増えてきました。そうすることで1日に2コマの受講ができる上、仮に週2日通塾となれば、週4コマの受講が可能になります。

 

これは成績を上げたい生徒、成績を上げてあげたい塾側にとってもWIN-WINの関係が成り立ちます。

 

また、経営の面から考えても、単純にコマ数が倍になったとことで、受講料をアップさせることが可能となります。

 

問題となるのは、今までの通塾生が1コマの時間が減ったこと、コマ数が増えたことによって受講料が値上げしたことに納得してもらえるか、という点です。

 

これに対しては、見かけの授業料を下げることで、生徒側に納得していただけるはずです。以下をご覧ください。(計算をしやくするため、従来の1コマ90分を4500円と設定します)

 

・1コマ90分で、週1日(月4回)の場合

90分=4500円、4500円×月4回=18000円

・1コマ60分で、週1日(月4回)の場合

60分=4000円、4000円×月4回=16000円

 

となります。

 

月謝の面から見れば、月4回の通塾で、18000円から16000円に値下げされたことになります。

 

ただし、1コマあたりの時間が減ったことで、1日に2コマ受講することが可能になるので、計算上は月に4回の通塾が、月に8回の通塾になります。

 

仮に月8回の場合、受講料が1.5倍とされたとすると、

 

・1コマ90分で、週2日(月8回)の場合

18000円×1.5=27000円

・1コマ60分で、週1日(月8回)の場合

16000円×1.5=24000円

 

生徒側は、同じ月8回の受講で、27000円から24000円に値下げされたことになります。

 

ところが、塾側にとってみれば、希望者は2コマ受講するように促せば、週2日で27000円、1日あたり13500円だった受講料が、週1日で24000円、1日あたり24000円となります。

 

生徒側には、月換算、塾としては日換算で考えれば、これもまたWIN-WINの関係になります。

特に流行る「塾」というのは結局「生徒が笑顔」でいることだと思います。

そしてノウハウというのはなかなか誰も教えてくれません。

「誰でも簡単に~」とか「秘訣の~」という本もたくさんありますが、そのほとんどは当たり障りの無い内容であることが多いのです。

色んな本を読んできましたが、一番経営側の気持ちを汲んでくれるのはコレしかありませんでした。↓

生徒に恵まれるスクール&教室 開業・経営バイブル

学習経営をされている方、これから学習塾経営をしようと思っている方、ぜひ参考にしてみてください。

損はしません。