Show More Night

契約ライターによる多ジャンルブログです。様々な話題を混ぜて自由に書かせてもらってます。少しでも皆さまの暇つぶしになれるよう一生懸命暇を潰していきますのでよろしくお願いします。ふらっと来て頂ければ幸いです。

バーニング・ブラッド

2015年、アメリカ映画。

 

監督はアクション映画大好き、日本大好きのアイザック・フロンティーン。

 

主演は『エクスペンダブルズ2』のスコット・アドキンス。

 

いきなり、オープニング冒頭でスーパーが入ります。

昔、日本には“侍”という兵士がいた。彼らは主人を失うと“浪人”となり、流れ者や無法者になった。中にはその両方になった者も……

……限りなくイヤな予感がします。また、日本文化を勘違いしているのでは……

 

舞台は、メキシコ、ソノラ州エルモシヨ……どこだよ! なんで侍と関係あるんだよ~、とツッコミを入れながら観賞を開始します。

 

連邦裁判所に厳つい男が二人入ってきました。二人が乗り込んだエレベーターに、もう一人の男が入り、ドアが閉まったとたんナイフで襲撃します。この男がコルトン。そして、再びドアが開き、外にいた男三人をあっという間に中国拳法のようなワザで倒すのですが、メキシコ人って、室内でもいつもカーボーイ・ハットを被っているのでしょうか? もし、本当なら知らない文化です。

 

そして、ドアを開けると中ではパーティやってます……あれ、ここ裁判所ですよね。で、やっぱりカーボーイ・ハット。コルトンは、次々に敵をなぎ倒します。コルトンは、誘拐された姪を助けにきたのです。なんで裁判所に誘拐犯のアジトがあるの?

 

ここでオープニング・クレジット。

 

ここまでは、キレのあるアクションが気持ち良く、カメラもブレがなく落ち着いたアングルで撮れているので、ストーリーがしっかりしていればいいのですが……。

 

誘拐された女性は、ウォルト・レイノルズというアリゾナの仲介人の娘ヘイリーでした。麻薬組織の取引によるトラブルが原因でした。組織側は、コルトンがヘイリーを助けるときに使った鍵についていたUSBも取られたようで、お怒り。見せしめで仲間一人を殺します……裁判所で。

 

コルトンと娘は、マクレディという町にやってきました。そこではヘイリーの母親が迎えます。早くこの場を逃げなければならないのに、着替えしたりで、なんだかのんびりしてます。絶対アカンでしょ。

 

いつまでもウダウダ話してイライラしてきます。すると、そら、来た! しかし、来たのは保安官で、なぜか夫を逮捕します。もう支離滅裂。それより、早く逃げなさいって! で、コルトンは結局ヘイリーと母親置いて逃げてますけど?

 

おまけにヘイリーと母親は、汚職警官に拉致されてますけど……。そのうち麻薬組織もやってきちゃいました。もう、おバカの集まりですか?

 

山の中で、銃撃戦が始まりますが、コルトンさん、喧嘩がめっぽう強いですが、銃は当たんない……。結局、乱闘が始まります。アクションはキレがあって見応えがあります。

 

ヘイリーと母親を助けにコルトンは、戻ってきて、再び銃撃戦。しかし、双方ちっとも当たらないから迫力がないのです。この監督、銃撃戦の撮影は向いていないなぁ。初めから最後まで格闘映画にすればいいのに。

 

ラストの汚職警官の選択……なっげーよ! いいシーンにしたいのは分かるけど、なっげーよ!

 

たくさんツッコミしましたが、格闘シーンは迫力ありました。やられ役の演者の演技もキレイなので、観ていて気持ち良かったです。

 

……侍とか、浪人とか、あんまり関係ありませんでした。